オリンパスPEN-EE
症状
2008年入手。薄汚い外観だが動きの問題は無かったので、清掃して保管する事にした。
推定原因
カバーの酸化、汚れ、モルトプレーン劣化
修理記録 (2018年9月)
清掃前の状態です。
遠目では判りにくい汚れをアップで見ると、この通り。
これは底カバー+後カバー(1体)。
ついでに中側も観察。
モルトプレーンが見えますが、触るとポロリと落ちてきます。
軍艦部カバーも汚れが大きい。
後から見ると、カバーの汚れはありますが、中側はきれいです。
1.
さてここから軍艦部の取り外しです。
後ろから見て右側の飾りビスです。
これを取り外します。
2.
巻き戻しノブの下には2本のビスが隠れています。まず1本、抜きます。
もう1本も抜きます。
3.
フィルムカウンター軸も飾りビスで固定されています。
これはケガキコンパスで外します。
逆ネジです。
4.
軍艦部のカバーが外れました。
外れた軍艦部カバーです。巻き戻しレバーはまだ付いています。
5.巻き戻し軸のミゾにピンセットを差し込んで固定し、巻き戻しレバーを反時計方向に回転させて軸から外します。
6.
外れた部品と軍艦部カバーです。
軍艦部カバーの内側。ファインダー窓の内側には劣化したモルトプレーンがくっついています。
7.
軍艦部カバーの磨きに入ります。
みがき剤サンライトを布に取り、それをカバーに付けて、布で軽く磨いていきます。
こんなにきれいになりました。
8.
ファインダー部内側のモルトプレーンも貼り替えました。
9.
こちらは、磨き後の底カバーです。
10.
底カバー内側のモルトプレーンも貼り替えました。
11.
さらに、軍艦部カバーの細かい部品も磨きました。
12.
ファインダーを除くと、ゴミが付着していました。ファインダーブロックの上蓋を開けて、綿棒でゴミ取りをしました。
ごみ取り後は、再びファインダーブロックに蓋をします。
13.
軍艦部カバーを付け直し、巻き戻しレバーも付け直しします。
14.
軍艦部カバーの付け直しが終わりました。
今回の修理後のPEN-EEです。